【実話】運転中にカップラーメンを被って顔面大やけど

現役ドライバーだった頃の話。

ある現場に、
どの会社にも1人はいる系の“濃いキャラ”がいた。

あだ名は——
小池さん。

そう、あの「ラーメン大好き小池さん」から取られてる。
※本名は全然小池じゃない。

でも納得。
ラーメンガチ勢。

トラックにはケトル常備。
現場で会えば、必ずと言っていいほどカップラーメンを啜ってる。

「コンビニのカップ麺、全部食ったことある」
って真顔で言ってた。

実際、荷台の片隅にはカップ麺が箱で積んである。
たまに「ひとつあげるよ」ってくれる。
さすが小池さん、ラーメン布教活動家。

そんなある日、
現場で久々に会った小池さんの姿に、目を疑った。

顔面、包帯ぐるぐる。

喧嘩でもした！？と思ってたら、
本人がひとこと。

「こぼした」

…えっ？何を？

「ラーメン。
運転中に食ってたら、
顔面にひっくり返した。」

いやいや、
こぼしたっていうより“被った”でしょ。

しかも激熱スープ。
顔に大やけど。

不幸中の幸いは、
事故には繋がらなかったこと。

でも小池さんはラーメンと共に戦った。
いや、ラーメンに敗れた。

ラーメン、推定85℃。

トラックドライバーの皆さんへ。

運転しながら汁物を啜るのは、
本気で危ないです。

美味しいラーメン、
止まってから食べましょう。