ドライバーノウハウ

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2021.06.19   ドライバーノウハウ

トラックいろいろ

こんにちは。なんでも担当役員です。

本日は大型トラックの種類について、いすゞさんの画像をお借りして説明します。
(参照元:https://www.isuzu.co.jp/product/giga/lineup/cargo/

 

四軸低床

当社でも導入した、軸が4つのトラックです。
低重心のため高い走行安全性、荷室の高さを確保することが可能です。
後輪の2軸が駆動する8×4駆動となります。
前[○○-●●]後
雑貨輸送などで多く使用されています。
パンク・バースト時に他の車種と比べ、比較的無事で済むというのは前後2軸ずつのメリットです。
あえてデメリットを上げるとすると、使用部品が増えることによる価格の高さがあります。
タイヤの本数も12本と、交換コストもかかってしまいます。
後輪以後のオーバーハング(いわゆるケツ振り)はハンドル全開で約60cmです。

 

後2軸・高床

昔の大型トラックといえばこの形、映画「トラック野郎」でも主人公が搭乗していました。
こう見えて駆動輪は後輪の前側のみという6×2駆動です。
前[○--●○]後
ぬかるみや段差でタイヤを取られやすいタイプです。
(最近は6×4駆動のモデルもあります)
駆動輪も少なくタイヤ本数も少ないため、4軸車よりもお買い得。
高く積む必要のない荷物(高く積むと過積載になるくらい重さのある荷物)に向いています。
市場の車両はこのタイプが多いです。
ちなみに、少し前までは「引きずり」(後後輪が駆動しないため)と呼ばれていましたが、
最近は「10輪」(タイヤの本数)と呼ばれています。
後輪以後のオーバーハングは約120cm。油断すると隣の車や電柱を倒します。

 

後2軸・中低床


上記4軸車のような広い荷台と、3軸車の経済性を兼ね備えたといえるのが、この中低床です。
こちらは6×4駆動なので、後輪はがっちりグリップをしてくれます。
前[○--●●]後
ただしこの中低床タイプは前輪と後輪のサイズが異なるため、前後タイヤのローテーションは出来ません。
後輪以後のオーバーハングは約120cmと、こちらも注意が必要です。

 

前2軸・高床


前側が2軸、後輪1軸の高床トラックです。
ほぼ高速道路を走行する場合などに使用されます。
カーゴ輸送の宅配業者などで使用されていることが多いモデルです。
こちらは6×2駆動です。
前[○○-●]後
メリットはいろいろ安いという点、車両もお買い得ですしタイヤは8本ですので交換サイクルも短めです。
しかしデメリットも多く、タイヤが少ないため最大積載量も稼げません。
またドライバーにとっても、「曲がらない」というイメージは強い車種です。バックはしやすいそうです。
4軸の感覚で操車すると全然曲がってくれません。まさにハイウェイ仕様。細い道は走ってはいけないモデルです。
このタイプの車両は「前ダブ」(前輪ダブルの略)と呼ばれています。
後輪以後のオーバーハングは脅威のほぼ0cm。周囲を心配することなく曲がれます(その前に全然まがらない)

 

2軸

果たして日本に何台存在するのか?という位見かけません。
2軸ですといすゞさんですとフォワードなどの4トンモデルの増トン車と内容がかぶってしまうため、
狭い場所で重量物を積む場合や、どうしても大型キャビンがいい場合など、こだわり以外チョイスされることがないタイプです。
どちらかといえば警察で使用されている装甲車や現金輸送車などの架装ベースになっていることが多い車種です。
素の状態で見かけたあなたは相当ラッキーで、レア中のレアといえます。
オーバーハングは、どのくらいでしょうか。レアすぎて分かりません。

いかがでしたか?少しだけトラックに詳しくなれたとおもいます。
なおこの内容は採用試験に採用される可能性があるため、当社への入社を希望される方はしっかり覚えておいてください。

ダンプやトラクタなど、他の車両はまたの機会に。

それでは引き続き安全運転で、よろしくお願いします。

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